『トレーニングは酸素不足との戦いである――2020東京オリンピック・パラリンピックへむけた最新のトレーニング理論』
宮下充正・東京大学名誉教授 著
A5判 64ページ オールカラー
発行所:編集工房ソシエタス
定価1,100円+送料200円(合計1,300円)
◆お支払い方法
クレジットカード
コンビニ決済
PayPal
楽天ペイ
■主な目次
第1部 なぜ、新しいトレーニングなのか
1.まず、体力と技術とを区別する
2.トレーニングは酸素不足との戦いである
3.栄養物質の中でもっとも重要なタンパク質
4.金の卵を育てる
5.運動強度を上げていくときの生理学的反応
6.トレーニング・プログラム作成上の要点
7.ストレングスとコンディショニングの原則
8.アスリートに応じたプログラムの変更
9.スポーツ種目に特有なストレングスとコンディショニング
10.トレーニング効果を確かめる体力測定
11.オーバートレーニングに注意する
第2部 高所(低酸素)トレーニングの科学的基礎
1.東京オリンピック・パラリンピックで獲得メダル数を増やすカギとなる低酸素トレーニング
2.低酸素トレーニングの実際
まとめ:アスリートは自覚することが肝心
あとがき
1964年の東京オリンピックの次は1968年メキシコシティで開催が決まっていた。そこで東京オリンピックの翌年1965年には運動生理学専門の医師2名、競泳コーチ2名、トップ選手14名が酸素濃度の薄い高所への適応過程を調査に出かけた。以来、低酸素トレーニングについての研究は進んだ。
しかし高所へ行くには時間もお金もかかる。外国なので日本食が摂れない、時差があるなど問題もあった。そこで日本でも高所(低酸素)トレーニングが可能な施設建設が求められた。いくつか完成しているが、大規模な施設はなかった。ようやく2017年2月、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックにむけて、大規模な低酸素トレーニング施設その建設が決まった。本書は、そうした施設での低酸素トレーニングの科学的基礎を明らかにする絶好のガイドブックである。